社会生活に向けて、さまざまなことを1人で行う力が必要とされる時期となります。
小学校生活で経験をつんできた集団活動のなかでも「自分たちで計画をたてて、計画に沿って活動を行い、ふり返る」ことが求められ、
自律した生活へのステップを踏むこととなります。
高校卒業後の進路を考えるうえで、「仕事に就く」ことの意識づくりも重要となります。
集中して活動に取り組むことや社会人としてのマナー、
金銭管理についての力を培っていくことで社会とのつながりを拡げることができます。
くれよんでは、集団活動のなかで各々の子どもに合わせて「自分のことを自分でする」ための目標を考えてプログラムを組み、
子ども達が安心して卒業後の未来を描けるように寄り添っていきたいと考えています。
「親から離れ自立して生活すること」をテーマに、調理を中心に行う活動です。調理の中では仲間と協力、分担して作業をすすめ、社会性を養います。一人で行う場合も準備から片づけまで、自分で段取りを「考え」、何をするべきか「判断する」ことを大切にしています。
調理の他にもメンバー全員で調理のメニューを決めるディスカッションや、小遣い帳をつける金銭管理の練習にも取り組んでいます。
ライフ・アシストの就労支援事業で実際に取り扱っている内職作業を行い、「集中して仕事をする」ことを学ぶ活動です。仕事の成果となる工賃(給料にあたるもの)のなかで予算をたてて、クラスで行う“お楽しみ会”や“クリスマス会”などのイベントを計画し、みんなで楽しむまでを1つの活動として行っています。
療育に関わる中で様々な個性豊かな子ども達と接しています。
楽しいことを共有したり、時には厳しいことも言ったり…。
そんな中で子ども達と気持ちが通じた時に、この仕事をしていてよかったなと感じます。
子どもたちと関わる中で、その成長の一端を担うことに責任と同時に楽しさも感じています。
『子どもたちも自分自身も楽しんで活動する』ことをモットーに、同じ地域社会の一員としてお互いに成長していければと思っています。